Windows11にVirtual Boxをインストールする手順を解説
Contents
実施環境
本記事の作業は以下の環境で実施しております。
適宜、ご自身の環境と置き換えてご覧いただきますようお願い致します。
ホストマシンOS | Windows11 Pro 22H2 |
仮想化アプリケーション | Virtual Box 7.0.8 |
インストーラをダウンロード
下記のボタンからVirtual Box公式のダウンロードページにアクセスします。
本記事では「Windows11」にインストールするため、赤枠内の「Windows hosts」のリンクをクリックします。
同じダウンロードページからVirtual Boxの拡張パックをインストールするためのインストーラーも併せてダウンロードします。
「Virtual Box x.x.x Oracle VM Virtual Box Extension Pack」下の「All supported platforms」のリンクをクリックします。
以下のように2つのファイルがダウンロードされていることを確認します。
インストール手順
Virtual Box本体のインストール
ダウンロードしたインストーラを起動し「Next > 」をクリックします。
インストール内容のカスタマイズや、インストール先のフォルダを指定します。
基本的には何も変更しなくても問題ありません。「Next > 」をクリックします。
「Yes」をクリックします。
「Yes」をクリックします。
「Install」をクリックします。
インストールが開始されるので、完了するまで待ちます。
「Finish」をクリックしてインストールは完了です。
インストールが完了すると「Oracle VMVirtual Boxマネージャー」の画面が表示されます。
拡張パックのインストール
ダウンロードした拡張パックのインストーラーを起動すると確認メッセージが表示されます。
「インストール」をクリックします。
ライセンス条項が表示されるので下までスクロールし「同意します」をクリックします。
これでインストールは完了しているはずなので、正常にインストールされているか確認します。
画面左上の「ファイル(F)」→「ツール」→「Extension Pack Manager」をクリックします。
インストールされた拡張パックが有効化されていることを確認します。
以上で拡張パックのインストールは完了です。
インストール後のおすすめ設定
ここからはVirtual Boxを使用する上で必須ではありませんが、おすすめの設定をご紹介します。
①デフォルトの仮想マシンフォルダーの変更
仮想マシンフォルダーとは、これから作成する仮想マシンのディスクファイル等が配置されるフォルダーのことであり、デフォルトではCドライブの配下になっています。
容量を圧迫するのを避けたい方はフォルダに変更をおすすめします。
「環境設定(P)」をクリックします。
プルダウンの一覧から「その他」をクリックして任意のフォルダーを選択します。
今回は事前に作成したDドライブの「Virtual Machine」というフォルダに変更します。
選択したフォルダーに変更されていることを確認し「OK」をクリックします。
以上で設定は完了です。以降仮想マシンを作成する際、仮想マシンフォルダが今回設定したフォルダがデフォルトで設定されるようになります。
②ホストキーの変更
ホストキーとはホストマシンと仮想マシン間でキーボード、マウス操作を切り替える際に押下するキーです。
デフォルトではキーボード右下の「ctrl」キー(Right Control)になっています。
キーボードの機種によってはそもそも右下に「ctrl」キーがない場合もありますので、必要に応じて設定変更することをおすすめします。
「環境設定」→「入力」→「仮想マシン」タブの順にクリックします。
「ホストキーの組み合わせ」のデフォルトが「Right Control」になっています。
「Right Control」をクリックし、消しゴムマークをクリックし、一度ホストキーの設定を「なし」に変更します。
「Right Control」から「なし」に変更されたことを確認します。
この状態で新たにホストキーに設定したい任意のキーを押下します。今回は「ctrl」キー+「Alt」キーとしました。
以上でホストキーの設定は完了です。
仮想マシンの作成
ここからは仮想マシンの作成方法について解説します。
「新規」をクリックします。
「名前」:作成する仮想マシンの任意の名前を入力します。
「Folder」:仮想マシンが作成されるフォルダーです。変更が必要な場合のみ変更します。
「タイプ」:作成する仮想マシンのタイプを選択します。今回は「Microsoft Windows」を選択します。
「バージョン」:Windows製品の中から作成したいバージョンを選択します。今回は「Windows11(64-bit)」を選択します。
すべての設定を終えたら「次へ(N)」をクリックします。
仮想マシンに割り当てるCPUコア、メモリ容量を設定します。
Windows11ではCPUが2コア以上、メモリが4GB以上というシステム要件があります。これ以下に設定するとこの後のOSインストールで失敗するので、デフォルト以上の値を設定するようにしましょう。
設定したら「次へ(N)」をクリックします。
仮想マシンに割り当てるハードディスクの容量を設定します。
任意の値を設定して「次へ(N)」をクリックします。今回はデフォルトのまま進みます。
ここまでで設定してきた内容が一覧で表示されるので最終確認をします。
問題がなければ「完了」をクリックします。
仮想マシンが作成されました。